24/06/13●経産相・外務相・文科相 書店関係者と車座対話 「町の書店復活」が「骨太の方針」に!

24/06/13●経産相・外務相・文科相 書店関係者と車座対話 「町の書店復活」が「骨太の方針」に!

 このFNNのニュース報道(フジテレビ)には本当に驚いた。経産省が3月に「書店振興プロジェクトチーム」を立ち上げたのは知っていたが、その音頭でこんな無駄な会が開かれ、なおかつ「町の書店復活」を「骨太の方針」に盛り込むのだという。あきれてものも言えない。
 もはや、書店は消えゆく存在だ。政府がいくら補助をしても無駄。税金の無駄だから、やめて欲しい
 すでに、紙の出版は、一部をのぞいてビジネスとして成り立っていない。書店をいかに整理し、その文化的機能をなにに代替させるか、それを真剣に考えて展開すべきだ。
 もし、補助金を入れて国営書店をつくるようなことになったら、それは出版ジャーナリズムの死を意味する。中国の「新華社書店」と同じだ。

 以下、FNNのニュースを転載する。

《減少が続く町の書店を巡り、3人の大臣と直木賞作家などが意見を交わした。 斎藤経産相は東京都内で12日、減り続ける書店の支援などについて、書店関係者と意見交換会を行った。 上川外相と盛山文科相が出席したほか、直木賞作家の今村翔吾氏らが参加した。 インターネットの普及などにより、書店が1つもない自治体は、約4分の1にのぼっていて、経産省は3月に「書店振興プロジェクトチーム」を立ち上げている。 直木賞作家の今村翔吾氏は、「出版界はつながって変えていかなければ、滅んでも仕方がないのではないか。今年が書店復活の元年になると信じている」と話した。 政府は、6月中に取りまとめる「骨太の方針」にも、書店の活性化を図っていくことを初めて盛り込むことにしている。フジテレビ経済部》

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