22/04/28●コロナ禍特需は消滅。3月の書籍雑誌推定販売額は1438億円で前年比6.0%減

22/04/28●コロナ禍特需は消滅。3月の書籍雑誌推定販売額は1438億円で前年比6.0%減

 出版科学研究所による2022年3月の書籍雑誌推定販売金額は1438億円で、前年比6.0%減となった。内訳は、書籍944億円で(同2.7%減)、雑誌494億円(同11.7%減)。相変わらず雑誌の落ち込みが激しく、その内訳は月刊誌419億円で、(同12.4%減)、週刊誌75億円(同7.5%減)となっている。すでにコロナ禍による「巣こもり特需」は消え、今後さらに落ち込むことが予想される。部数販売による雑誌ビジネスはもう成り立たないと言ってもいいだろう。それは、返品率に現れていて、雑誌全体で39.3%、月刊誌38.9%、週刊誌41.4%と、ほぼ4割が売れ残る状況が続いている。

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