20/10/10●ジブリが映画画像400枚を無償提供。著作権を緩める意味は?

20/10/10●ジブリが映画画像400枚を無償提供。著作権を緩める意味は?

●ジブリが映画画像400枚を無償提供。著作権を緩める意味は?

 スタジオジブリ(が、公式サイトでジブリ映画の画像計400枚の無償提供を始めたことを、読売新聞が記事にしている。公開されているのは「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」の計8作品。これにより、ユーザーは、パソコンの壁紙やポストカードに使用したり、SNSのメッセージに貼り付けたり、自由な使い方ができるようになった。

 サイトでは、鈴木敏夫プロデューサーが直筆メッセージで「常識の範囲でご自由にお使い下さい」と呼びかけている。

 これは、事実上の著作権の放棄だが、鈴木氏は前々から、これを考えていたようだ。それは、8月のラジオ番組で「著作権を緩めて、みんなが使いやすい環境をつくらないと、(作品が)消えちゃう」と述べていたと、読売記事は伝えている。

 今後、公開作品は毎月追加される予定で、各作品50枚をめどに、全ジブリ作品を公開するという。画像は公式サイトhttp://www.ghibli.jp/からダウンロードできる。

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