●今年は「高齢者の紙離れ」がますます加速か!
コロナ禍のせいもあるが、プリントメディアの業績が大幅に悪化している。とくに新聞はひどい。たとえば、朝日新聞はABC発表部数でも500万部を割ってしまった。毎月数万単位で部数を落としている。
そこで、スマホの普及率を見ると、全世代における普及率は単身世帯で64.1%、二人以上世帯で84.4%となっていて、60歳以上では二人以上世帯で76.0%に達している。これに、まだ使われているガラケーを加えれば80%を超えるので、高齢世代でも「紙離れ」は進んでいるのは間違いない。
すでに情報はデジタルが主流で、プリントメディアは補完的な役割になっている。
そう見ると、厳しいのはプリントメディアのなかでも新聞で、すでに「有料の新聞から無料のネットニュースへ」という流れは定着している。
コロナ禍は続いているので、今年は「高齢者の紙離れ」がますます進むだろう。
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