グーグルは9月16日から、報道機関のニュース記事を集めて配信する新サービス「ニュースショーケース」を日本でも開始した。読売・朝日・毎日・産経・日経・共同・時事ほか、地方紙も多く参加し、参加社は40社以上。
グーグルはこのサービスを2020年10月からドイツやブラジル、英国、インドなど始めているので、日本は開始が遅い方。これまで、グーグルでは、記事そのものでなく、見出しや抜粋が流れることが多く「記事にただ乗りしている」という批判があった。が、仕組みを整えて使用料を支払うことで、批判は少しずつ解消されてきた。
ただし、使用料の決め方は、明らかにされていない。報道機関の視聴者数、有料記事の配信数、ブランド力などが考慮されていると言われるが、どの程度なのかは気になるところだ。
いずれにせよ、「ニュースショーケース」は各社のサイトへ誘導する仕組みなので、全文転載が前提となる「Yahoo!ニュース」や「Smartnews」より、仕組み的には報道機関にとってはいい仕組みと言える。
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