1月18日、朝日新聞出版から5月休刊(事実上の廃刊)が発表された「週刊朝日」。創刊は1922年で、総合週刊誌としては日本最古。
最盛期は昭和30年代で、出版社系の週刊誌が創刊されるまでは、100万部以上の部数を誇っていたことも。司馬遼太郎の「街道をゆく」や山藤章二の「ブラック・アングル」「似顔絵塾」などの人気の連載企画が懐かしい。
すでに、新聞社系の総合週刊誌はなくなり、出版社系の「週刊現代」「週刊ポスト」は週刊誌ではなくなった。時代はウェブに移り、週刊単位でニュース、情報を報道する意味もなくなった。
朝日新聞出版は「100年余りにわたって読者の皆さまから多大なるご愛顧をいただき心より御礼申し上げます。今後はウェブのニュースサイトや書籍部門により一層注力していく判断をしました」などとコメント。
日本雑誌協会による「週刊朝日」の印刷証明付発行部数の過去3年は、次の通り。
2020年…10万2475部
2021年…8万2223部
2022年…7万4173部
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