25/05/15●インプレスHDが上場を廃止し、出版部門を効率化

25/05/15●インプレスHDが上場を廃止し、出版部門を効率化

 インプレスホールディングス(HD)が5月13日、株式併合によって7月28日に上場廃止することを発表した。7月30日を効力発生日とし、330万6600株を1株に併合。これにより、株式併合後の発行済み株式は8株になるという。

 インプレスは、25年3月期の連結決算で最終損益が1億500万円の赤字となり、2期連続の赤字を記録。これは創業以来初のことで、事業の見直しが必要と判断したという。落ち込みは、出版よりネットメディアのほうが大きいが、主力事業の出版事業の改革を実行して収益性を高めるという。書籍の発行部数が販売部数を上回る過剰生産が続き、在庫水準が高止まりしていた。そのため、今後は少部数ずつの製造ができるデジタル印刷の利用を増やし、本の発行部数を適正化するという。

著者について

mediatablet administrator