音楽之友社の『レコード芸術』が7月号で休刊することがわかった。同誌は1952年創刊で、クラシックレコード評論の専門誌、クラシック音楽界における重要なメディアだったが、部数減、収益減には勝てなかった。
すでに音楽之友社では、いくつかの音楽雑誌を休刊にしている。ヤマハに支援を仰ぎ、子会社となったが、それでも継続は無理だった。
『レコード芸術』の発行部数は10万部というが、はたしてどれほど売れているのか? 言えることは、音楽にしても、絵画にしても、またスポーツにしても、趣味関連の雑誌はもう成り立たないということだ。趣味を楽しむネットワークは、もうウェブに移ってしまっている。
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