講談社の常務取締役で、「週刊現代」の編集現場に強い影響力を持ってきた鈴木章一氏(61)が辞表を提出、6月末で退職した。その理由を、「文春オンライン」が伝えている。
それによると、6月1日発令の人事異動で、鈴木氏が強引な人事を行い、その際の社員面談で女性蔑視、LGBT蔑視発言をしたという。強引人事の嚆矢は、週刊現代の前編集長の石井克尚氏を呼び戻したこと。彼はパワハラで有名な人物で、この人事に編集部員はショックを受けたという。そんなか、鈴木氏は部員1人1人に個別面談。そこで、次の発言が飛び出した。
「今は女性が強い時代なんだ。男は生きてるだけでパワハラ、セクハラ。○○(相手社員の名前)の存在自体もパワハラ、セクハラなの。だからお前が偉くなりたかったら、性別を変えて女になった方がいいよ。今の時代、LGBTは最も権利が強いからね」
この発言が録音されていて、社内問題化。結局、辞表を出さざるをえなくなったという。
以下が、文春オンラインの記事。
「週刊現代」人事混乱に「偉くなりたかったら、女になった方がいい」発言 講談社No.3常務が辞任した
https://bunshun.jp/articles/-/63959
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