光文社は、8月24日、第77期(20.6.1~21.5.31)決算と役員人事を決定。それによると、総売上高は168億5100万円(前年比8.8%減)で、経常損失は7億1600万円(前年は13億9900万円の損失)、当期純損失は8億0700万円(前年は24億0200万円の損失)の赤字決算となった。赤字決算は2期連続。総売上高の内訳を見ると、「販売収入」84億5100万円(同4.6%減)、「広告収入」36億1200万円(同36.6%減)、「その他」41億9900万円(同25.6%増)、「不動産収入」5億8900万円(同1.4%増)で、広告収入の大幅な減収が目立つ。これは、看板の女性誌の販売低迷にともなうもので、もはや、紙の雑誌はビジネスモデルとしては成立しなくなっていると言っていいだろう。
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