米「タイム」誌は、次号の内容をウェブサイトで公開し、岸田総理の顔写真を表紙にし、「岸田総理大臣は自国を真の軍事大国にしたいと望んでいる」などと伝えた。しかし、その後、日本政府の抗議に会い、「日本を軍事大国に変える」とする記述を変更した。当初の記述は、「岸田総理大臣は何十年も続く平和主義を放棄し、自国を真の軍事大国にしたいと望んでいる」としていた。
今回の特集記事は4月下旬に公邸で行われたインタビューを元に書かれたものだが、別に政府が抗議するようなものではない。抗議があったので、タイムズ誌はいちおうそれを受け入れ、ウェブは変更したが、紙の雑誌の表紙表現は変えなかかった。その表現とは、「岸田総理大臣は何十年も続く平和主義を放棄し、自国を真の軍事大国にしたいと望んでいる」というもの。なぜ、これに日本政府が抗議するのか? よほど後ろめたいと考えているとしたら、この政府は本当にどうしようもなく腐敗している。