●女性誌休刊続出、その原因はコロナ禍よりネットインフルエンサー
女性誌編集者を経て美容ジャーナリストとして活躍中の齋藤薫さんが、「Yahoo個人」に、「女性誌休刊ドミノ、化粧品広告はインフルエンサーへ 巧妙化するSNSステマと#PRが生む安心」という、業界分析の記事を寄稿している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitokaoru/20210409-00230436/
コロナ禍もあり、女性誌の休刊が続出している。大きいところでは、「JJ」と「ミセス」。新興誌として大きな期待を集めた日経BP発行のラグジュアリー系女性誌「ダズル」「エルージュ」ウェブマガジンの「ニッケイリュクス」。さらに「アンドガール」「ママガール」「グリッター」など。
女性誌の不振は、ネットメディアの拡大により、もう何年も前から続いてきており、それにコロナ禍が追い打ちをかけたのは間違いない。しかしコロナ禍は一つの引き金に過ぎず、じつは、ネットで活躍するインフルエンサーによるSNSの投稿が直接の引き金だったという。女性誌はファッション、美容などの広告に大きく依存しているが、4、5年ほど前から雑誌の広告やタイアップよりも、個人による投稿を中心とした「インフルエンサー施策」に予算を費やすクライアントが急増したそうだ。
この記事を読んで、なんだ、中国と変わらない。日本も中国並みになったのかと思った。中国ではファッション、美容系のインフルエンサーのことを「網紅」(ワンホン)と呼んでいる。